在来工法の浴室をバリアフリータイプのユニットバスへ交換をしました。
既存の浴室は在来工法のタイル造りの浴室で、浴槽は深く埋め込まれており浴室入口にも約16㎝程度の段差がありました。
利用者様は、長く慣れ親しんだお風呂をこわしてまでユニットバスに造り替えるのには少しためらいを感じていましたが、浴槽が深い事もあり今後の不安もあります。
迷う中でご家族からの想いも伝わり、大好きなお風呂だからこそ安心して入れるお風呂に造り替える事に決めました。
今回はTOTOのシステムバスへの改修を行いました。
入口の段差はもちろん!洗い場と浴槽の底との段差も小さくなり、必要な箇所に手すりを取り付ける事で安心して入れるお風呂になりました。
洗い場の床も適度なクッション性がある「ほっカラリ床」のタイプにしたため、膝をついても痛さがなく、もしもの転倒の時も怪我を軽減してくれる素材です。
今回のユニットバス(TOTOシステムバス)は出入りの時にも浴槽のフチが掴めるようになっているタイプです。タカラのシステムバスと比較検討をしましたが、決め手は掴むことが出来る浴槽のフチとほっカラリ床です。
この時期に新しく出たヘッドレストもありますので、安全で快適な入浴ができるといいです。
利用者様ご家族からの感想
お風呂好きの94歳の母は慣れ親しんだ自己流の入浴環境の改修をあまり望んでいない様子でしたが、「段差の無くなった入口」「色々と配慮された手すりの数々」何よりも「自分でのんびりと安心して浸かっていられえる湯船」
日々、入浴の時間が伸びているのは、母が新しい入浴環境に満足している証だと思います。
No,109