玄関ポーチの奥行きを広げてスロープによる段差解消工事を行いました。
車いすを使った移動がスムーズに出来るようになるスロープを希望されましたが、正面にスロープを造ると勾配はきつくなり、側面に作るには勾配は緩やかになるものの、既存の玄関ポーチの奥行きが60㎝程しかなく、介護保険住宅改修の条件内では簡単に段差解消が出来ない案件です。
役所に事前に問い合わせを行うと、車いすの走行を対象にするなら手すりは介護保険の対象外、車いすの走行を対象にするなら玄関ポーチの拡張工事の費用も介護保険の対象工事に入れて良いとの事。
車いす走行(移動)を目的とした段差解消工事を行う場合は、転落防止のための柵の設置も介護保険工事の対象になりますが、手すりは柵ではないので対象外と言うことになり、利用者様と相談の結果、玄関ポーチの工事を自己負担で先に行い、スロープと手すりを介護保険の対象工事で行う事になりました。
役所に言われるがままに玄関ポーチの拡張を先に行い、施工前?の写真を撮って介護保険住宅改修の事前申請を行いました。
時間も費用も余分に掛かってしまいますが、利用者様にご理解を頂き、役所の指示通りに行うしかありません・・・。
同時に工事が出来ないために、拡張部分のコンクリート強度がアンカーが打てるようになるまで1週間ほど待ち、スロープの工事に入ります。
時間も費用もこのために掛かってしまいますが、役所側には関係ない事なのでしょう・・・?
No,105