デッキを使った掃き出し窓の段差解消工事  神奈川県厚木市

車椅子で掃き出し窓からの外出が出来るようになりました。

施工前
施工後

 掃き出し窓を出た所に駐車場があり、車椅子を使用した時の外出は玄関よりもこちら側の方が容易に出来るのですが、踏台などもあり福祉機器の段差解消リフトは設置しにくく、仮設のスロープも勾配が急になり設置がしにくい環境です。

そこで今回はウッドデッキ(擬木デッキ)を使って、掃き出し窓からの移動~駐車場までの段差昇降を容易に出来るように改修工事を行いました。

掃き出し窓の段差

 まずは新設するデッキと掃き出し窓の段差ですが、シャッター(雨戸)などの収まりの関係で、今回はサッシの下側からデッキを設置する事になります。

室内の床とデッキとの間に10㎝程の段差が出来てしまいますので、必要に応じて仮設スロープが必要になります。仮設スロープは福祉用具で借りることも出来ます。

スロープの長さを長くして勾配を緩やかにするため、通路と転回スペースを設けています。

転落防止の為に柵も必要です。

これにより高さ約60㎝の段差に対して水平長さ約3.8Mのスロープを取り付ける事ができ、約9度の比較的緩やかな勾配のスロープにできます。

車椅子で自走する事は困難ですが、介助者がいれば大丈夫な角度です。

スロープの先端は駐車場のコンクリート土間部分に丁度良く収るようにしたため、先端の段差は殆どありません。

デッキは LIXIL 樹ら楽ステージを使用

😀ご利用者様の声

外出が気軽にできるようになりました!

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