階段入口の縦格子を撤去して支柱を使った手すりに交換しました。
室内階段の昇り口にある縦格子には様々な形状があります。
柱のように太くて丈夫な格子やデザイン性を重視して造られた細い格子など・・・
階段の縦格子を手すりの代わりに掴んで階段の昇降を行っている方は意外に多く、既に折れたり外れてしまっている場合も多くあります。
今回は写真のようにデザイン性を重視した格子の階段で、くびれを施した長い格子です。一番長い手前の格子は掴んでみるとクネクネとしなり、力を加減しないと折れてしまいそうです。
利用者様は両側に手すりが付く事を希望していますが、格子があるために簡単には付けられません。
そこで今回は既存の縦格子を全て外して、手すり用の支柱を使った手すりを取り付ける事になりました。
既存階段の踏板が丈夫な無垢板だったので、ボルトを貫通させて支柱をしっかりと固定する事が出来そうです。階段を支えている骨組み(力桁)も太いコーチビスを使って固定を行うにはとても良い条件なので、全ての支柱をしっかりと固定する事が出来そうです。
手すり用の支柱を踏板にボルトナットで挟み込むように固定を行い、力桁へ長いコーチビスで固定します。
これで、支柱が抜けてしまうような事故の恐れは考えられなくなります。
これで、ご希望の両側手すりの完成です。
初めに付けた壁面の手すりと併用して、しっかりと手すりに掴まって階段の昇降が出来るようになりました。
No,114