屋外階段からの移動が困難な為、動線を変更しアプローチの新設を行った実例
玄関からの車椅子での移動を検討していましたが、現状は玄関前の段差から勾配のあるアプローチ、そして公道までの階段。
車椅子での移動が困難になる要素が多く、物理的に考えても部分的な改修によっての改善は難しい状態でした。ですが、簡易的に使用をしていた公道までをつなぐの通路があり、その部分を改修した実例です。
玄関前にまず階段があり、既存の通路との高低差も大きな状態。
この階段だけをスロープにしても勾配が急になり、他にも段差が多くあるので車椅子を使った移動が簡単にできる事にはなりません。
車椅子が走行できるようにするには、新たにもう一本通路を設ける計画にしました。
玄関前の既存階段は通路に埋め込んでしまい、玄関ポーチと段差が出来ないように新しい通路を造ります。
もともとあった通路側には新しく段差の小さな歩きやすい階段を造ります。
玄関前には全く段差が無くなり、歩行移動も車椅子を使用した移動も楽に安全に出来るようになりました。
玄関前から公道へつながる車椅子用のアプローチが完成しました。
花壇の土留めの壁や転落防止のフェンスなどを取り付け、安心して移動が出来るようになりました。
勾配も緩やかで介助者も容易に安心して 車椅子を押してあげる事の出来るアプローチのできあがり。