掃き出し窓の外側に通路とスロープを造り、車椅子を使った移動が楽に出来るようになりました。
車いすを利用することになり、玄関からの外出が難しくなった為に掃き出し窓から外出が出来るようにして欲しいというご希望がありました。
掃き出し窓とお庭の段差は大きく、奥行きはあまりありませんが、駐車所までの長さは長く、横に広いお庭です。
今回は転落防止の手すりも必要な為、コンクリートブロックで縁を造り、ブロックを手すりの基礎として使用します。
手すりの支柱を埋め込むためにコンクリートブロックの穴を使用しますので、この段階で支柱の位置決めをする必要があります。
車椅子で転回をするスペースも必要ですので、充分な広さを考えてレイアウトを決めて行きます。
スロープ部分にも手すりが必要な為、型枠ではなくコンクリートブロックで形を作っていきます。
ブロックの枠が固まったら砕石を敷いて転圧を行いコンクリートを打つ準備をします。
手すりはコンクリートと一緒に固定を行うため、先に仮付けをしてからコンクリートを打ちます。
後は左官職人の腕に頼ります。
ご利用者様の希望で駐車場側のスロープと裏側のスロープの両方を造りました。
通常の移動に使用する駐車場側のスロープは1/12勾配で角度はかなり緩やかです。裏側は1/8程度の勾配で少し急な勾配になりますが、駐車場が側の勾配を重視したため仕方がありません。
介護保険対象の工事が完了した後、ご利用者様のご希望でスロープの上にテラスを取り付けた為ので雨の日も殆んど濡れないで駐車場へ行けるようになりました。
😀ご利用者様の声
車椅子での出入りがとても楽になり、一人でも介助が安心して出来るようになりました。
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