補強板を使用して連続した手すりを取り付けました。
手すりのブラケット(金具)と下地の柱の位置は合致していないので補強の板が必要になります。
補強板の黒いボタンのように見えている部分が柱が入っている箇所です。
ビスで柱に固定を行い、化粧キャップを付けています。
板の接合部分は板で隠れる範囲に壁に穴を開けて下地のベニヤを挿入しています。
角(入隅)部分は柱が奥に隠れているので補強板を取り付ける際に長いビスを斜めに打って固定をします。
手すりについても、角部分はねじれた角度になるために殆どの場合は写真のように接合しています。
階段の上がりきり部分は、できるだけ水平の手すりを連続して取り付け手います。
昇りきるときに力が入りやすく、降りる時についても身体が安定して立位がとれるので安心感が増します。
今回は両側に手すりを付けましたが反対側の手すりは利用者様のご希望により斜めの状態で止めています。
両側に手すりが付くと狭さを感じることもありますので、その場の環境に応じて臨機応変に対応します。
手すりが付いてみると、「思ったより狭く(感じ)なかった~」というご利用者様からの感想がありました。良くある事ですが、事前の現場調査の時に実物のサンプルをあてがってお見せした時は「狭くなりそう・・・」と言われる事も多々ありますが、実際に出来上がってみると「思ったより狭くなかった!」という感想も多いです。出来れば「安全第一」が一番です。
No,117